博識だった父の、ところどころ穴
昨日の夕飯は
ひつまぶし風の鰻ご飯にしました。
土用の丑の日。
一の丑も二の丑も鰻を食べず
何故か今頃
しかも刻み鰻という・・・・。
土用の丑の日というと思い出すのが父。
高校の化学の教師をしていた父は
とっても博識で色々なことを教えてくれました。
が、
ところどころ抜けていて
例えばこの「土用の丑の日」
「土曜の牛の日?
土曜日に牛肉を食べるのか?」
とぼけているのか本当に知らないのかわからない発言を
大真面目な顔で言って
家族全員爆笑の嵐。
父の陰謀で父が勤務する高校に入学した私は
(「あんな予備校みたいな学校!!」と言って先生に勧められた進学校を受験させてくれなかったけど実は、そばに置いておきたかっただけみたいです)
何きっかけか忘れたけれど、I先生の娘だと友達に知られ
「I先生が家にいたら、緊張しちゃって大変でしょ」
なんて言われたけれど
博識の割に
世間一般の常識的なことを知らなくて穴だらけのデコボコだったり
冗談が大好きだったり
暑い日は家でパンイチだったり・・・・
全然緊張しない父でした。
父のために友達には誤魔化しておいたけど。
土曜の牛・・・なんて言っていた父は
牛も鰻も大好き。
よく美味しいものを食べに連れて行ってくれました。
優しくて
孫である私の息子を
本当に目の中に入れそうなほど可愛がってくれた
大好きな父でした。
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